このたび、一般社団法人 外国人技能実習制度監査協会の理事長を拝命いたしました。

本協会は2017年11月に施行された「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」(新法)に基づき、監理団体の監査を行う外部監査人として活動してまいります。

現時点では、技能実習制度に関わるあらゆる当事者におきまして、新法に関する認知・理解は十分と言える状況にございません。 外部監査人の責務に関しましても、監査をすべき項目は明記されておりますが、具体的な監査手法や調査範囲は監査人に委任されております。

本協会はこの責務を果たす上で、監理団体をはじめ、実習実施者や送り出し機関等、すべての会員に対して、監査の手法やその範囲を正しくご理解頂くことに務めつつ、会員からのご意見やお寄せいただいた情報を業務に反映し、あらゆる当事者が制度を正しく理解し、運営できるよう寄与貢献する監査人を目指します。

また、本協会のもう一つの重要な役儀として、監理団体並びに実習実施者の業務支援を積極的に行ってまいります。会員の業務効率化や経費削減につながるIT技術の導入や、その他必要不可欠なサービスを活用する環境の整備、充実をはかり、これによって会員が技能実習制度を適正に運営していくことができるよう、全面的にサポートしてまいります。
今後、会員各位からのご意見をいただき、それを活かして本協会の発展を図りたいと考えますので、ご支援とご協力を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人 技能実習制度監査協会
理事長 山下 秀男